金曜日, 6月 13, 2025
ホーム商品サービス世界初・ユーザー共創によるAI映像チャレンジをKling AIが公開 クリエイターの想像力を世界5大ランドマークへ

世界初・ユーザー共創によるAI映像チャレンジをKling AIが公開 クリエイターの想像力を世界5大ランドマークへ

6月2日から8日にかけて、オンラインとオフラインを縦断するクリエイティブの祭典が世界の五大都市で同時開催され、中国のショート動画プラットフォーム「快手(Kuaishou Technology)」開発のAIツール「可灵AI(Kling AI)」による世界初のユーザー共創AI短編映像が、上海・南京東路、香港・銅鑼湾(SOGO前スクリーン)、東京・渋谷スクランブル交差点、パリ・オペラ座通り、トロント・ダンダス広場の大型ビジョンに一斉放映された。世界各国のKling AIクリエイターが参加した作品が集い、そのビジョンを示した。

 

今年4月、Kling AIは「BRING YOUR VISION TO SCREEN」を掲げ、グローバルのAIGCクリエイターを結集する短編映像公募プロジェクトを始動。60か国以上から延べ2,000本超の応募を集め、教師や広告デザイナー、デジタルアーティスト、漫画家、プロダクトマネージャーなど多彩なバックグラウンドの個人からプロまでが参加した。コンテストから選出されたクリエイターたちの「インスピレーションの結晶」が、世界屈指のランドマークに次々と登場した。

上海の南京東路は「中華商業第一街」と呼ばれ、百年にわたって中国経済の象徴的通りとして賑わう。香港・銅鑼湾のSOGO前スクリーンは同地最大の屋外ビジョンで、都市的躍動感と商業文化を映し出した。東京の渋谷スクランブル交差点は「世界で最も賑わう交差点」とされ、毎分数千人が行き交う情報の発信地である。パリのオペラ座通りは「世界で最も美しい通り」の一つと称され、優雅な街並みを背景に芸術性を演出。トロントのダンダス広場は北米最大級の電子ビジョンを備え、多文化都市を象徴する空間で作品が紹介された。各地で人々は足を止め、作品を鑑賞し、SNSへ発信した。あるクリエイターは「自分の作品が世界のアート聖地で“越境公開”されるなんて感動的」と語り、“真のグローバルクリエイティブフェスティバル”の実態を象徴した。

今回の上映は、Kling AIがサービス開始から1周年を迎える節目とも重なる。リリースから365日で急速にプロダクト力を高め、クリエイターエコシステムを盤石にした結果、動画生成大規模モデル領域の先陣を切る存在へと成長した。グローバルな大規模モデル統合アプリプラットフォーム「Poe」2025年春季AIモデル利用動向レポートによると、テキストから動画を生成する分野で、Kling AI製モデルはRunway社やGoogleのVeo 2を抑え約30%のシェアを獲得している。5月末には標準(720p)と高画質(1080p)の2モードを搭載しコスト優位性を打ち出す「Kling 2.1モデル」を発表し、ユーザーの多様な予算やニーズに対応した。

 

Kling AIの急速なリードは、ローンチ以降20回以上のメジャーアップデートによるもので、機能性や操作性を継続的に向上させてきた。データによれば、グローバルユーザー数は2,200万人を突破し、2024年6月から2025年4月末までの約10か月間でMAU(マンスリーアクティブユーザー)は25倍に拡大。累計生成動画数は1億6,800万本超、静止画数は3億4,400万枚超に達し、全動画を5秒ずつ再生すると約27年分に相当する再生時間となる。これらは世界中の2,200万以上のユーザーによる共創と支援の成果であり、Kling AIは画像の美しさ、動きの滑らかさ、意味理解の精度で高く評価され、クリエイターのインスピレーションを効率的に具現化するプラットフォームとして機能している。オープンかつフレンドリーで高品質なコミュニティを構築し、技術ノウハウの共有を促進することで、創作意欲をさらに高める場を提供している。

今後、Kling AIは戦略パートナーシップや支援プログラムを通じ、クリエイター支援を一層強化する。2024年12月には中国を代表する映画監督リー・シャオホン(李少红)、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)、イップ・ガムティム(葉錦添)、シュエ・シャオルー(薛曉路)、ユー・バイメイ(俞白眉)ら9名を招聘し、業界初となる「AIGC Movie Co-Creation Project」を始動。AIクリエイターが映画制作プロセスに参画する道を切り拓いた。さらに2025年4月開始の「Kling AI NextGen Initiative」では数千万元規模の資金を投入し、グローバルでの宣伝・配給支援、IP化、全額出資や共同出資、技術協力といった多様な協業体制を通じて、AIクリエイションの可能性を広げる計画だ。これにより、多くのAIGCクリエイターが映像・テレビ制作、広告、ゲームなどプロの現場で活躍の場を得つつある。

 

今回の同時上映は大規模プロモーションにとどまらず、異文化交流の場ともなった。スクリーンに投影された作品は多様な表現スタイルを含み、日本の熱血アニメ調、東洋の禅の美意識を取り入れた映像、自由奔放な未来世界のビジョンなど、各国の文化背景や言語、職種を越えて、AIが生み出した想像力が一つの大きなビジュアルキャンバスに集約された。まさに「AIだからこそ、誰もが“良い物語”を描ける」というKling AIのビジョンが具現化された瞬間だった。

動画生成型大規模モデルが牽引する次のステージでは、「全民AI監督(すべての人がAIで監督になれる)」という新たなクリエイティブ時代が幕を開けた。専門知識や高額機材がなくても、誰もがスマートフォン一つで世界に通用する映像コンテンツを生み出せるようになり、創作の敷居をさらに下げ、才能とアイデアの開花を促すだろう。

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